tamasaki-riumachiの日記

29歳で関節リウマチになりました。日々の症状や治療方法を綴っていきます。

5. 病院受診、検査と説明


2月7日(水)

やっとのやっとで、ちゃんとリウマチ専門の先生に診ていただくことができました。


まず、病院に行く前に、以前リウマチの検査をしていただいた整形外科に紹介状を取りにいきました。


その際に、血液検査の結果についてお話がありました。


リウマチを判断する【抗CPP抗体】が、4.5未満が正常なのに比べ、私は240以上の数値が出ていました。


これには、先生も少し高いね、と。

口ではそんな風におっしゃっていましたが、表情は、高すぎるねという顔をしてました。


私もその数値の高さには驚きました。

思っていたよりも悪いかもしれない。

そう思いました。


また、リウマチ診断に用いられる【RF定量】というものも、15以下が正常なのですが、私は46ありました。


ただ、リウマチであれば【CRP定量】(炎症)の数値も上がるはずとのこと。

それに関しては0.30以下が正常で、私は0.16。正常の範囲内でした。


それも含め、ちゃんと詳しい検査をした方がいいね、と言われ、豊見城中央病院へ向かいました。


診察の前に色々と検査がありました。

血液検査、尿検査、X線検査。


血液検査では6本分取られました。

X線検査では、肩や手足の他に、肺のレントゲンもとりました。


いよいよ診察。

先生は、関節一本一本触って、痛いかどうか、また腫れ具合を診てくださいました。


自分の感覚では痛いところはあっても腫れてるところはないんです。という感じでしたが、先生は、あぁーここも腫れてるねー、あぁーここもだねー、結構酷いねー、結構ひどいなぁー、、、と言っており、


えっ、腫れてるんですか!?酷いんですか!?という心境でした。


ざっと見ても15箇所以上腫れているとのことで、リウマチは4段階に分けられる中の1番悪い状況と言われました。


まさかここまで酷いとは・・・

これはかなりショックでした。


ですが、まだ変形しないようにしていける可能性はあると言われ、心の中では変形していく可能性も十分あるんだな、と思いながら治療方法の説明を聞きました。


まず、薬には経口抗リウマチ薬(のみぐすり)があり、種類はとてもたくさんあるようなのですが、その中でも

⚫️メトトレキサー

リウマチの飲み薬の王様と呼べるような薬。薬を中止して3ヶ月後からしか子作りはできない薬。

⚫️サラゾスルファピリジン

妊娠がわかれば止めればよい薬。

⚫️ブシラミン

妊娠がわかれざ止めればよい薬。


があるようです。

まず、私が妊娠希望と言ったために、妊娠可能かどうかの視点から説明を受けたため、このような説明になりました。


また、この薬はどれも、効いてるか効いていないか分かるまでに1〜2ヶ月かかるとのこと。


時間が経つにつれ変形するかも知れないリスクがある上で、2ヶ月後に効いていなかったとなるのはショックが大きいな、と思いました。


また、今は

⚫️新しいリウマチ薬

というのもあるようで、これはのみぐすりとは違い、注射や点滴で行うようです。生物学的製剤というようですが、効果が出るのは早いものの高価であること。2万〜3万するものもあり、免疫を抑えるために良い免疫まで低下してしまい、持っていれば結核などが発症してしまうことがあるようです。


私は離島から通院することになり、あまり頻繁に通えないため、B型肝炎に罹っていないか、また、どのような薬の副作用をおこしやすいかの血液検査をこの日に追加で行いました。


この薬の他に

⚫️プレドニゾロン(ステロイド)

長く服用することは認められておらず、一時的に、長くても6ヶ月以内にはやめましょう。

という薬があるようです。


通常はのみぐすり→新リウマチ薬に移行していくという形だそうですが、これは一概には言えず、治療を優先する方もいれば、どうしても子どもが早く欲しいという方もおり、ケースバイケースだと仰っていました。


本人の意向に沿って薬も決めていくようです。


また、治療中に妊娠することも可能であるし、大半の方が妊娠するとリウマチの症状が和らいだと仰っているようです。


しかし、産んだ後に症状が酷くなる方も多いようです。(これはネット情報。)


私は旦那と相談した結果、まずは治療に専念する。という形をとることにしたものの、メトトレキサートのように薬をやめて3ヶ月後からしか子作りできないとなると、あぁ、今は子ども作れないんだ・・・とこっちの面で参ってしまいそうなので、

とりあえずはいつでも妊娠して大丈夫な薬にしてもらうつもりでいます。

その方が前向きに治療に専念できるはずと思いました。


また先程、肺のレントゲンも撮ったと言いましたが、【間質性肺炎】と言って、普通の肺炎とは異なり、自分の免疫が攻撃することによっておこる肺炎があるようです。

幸い、私はまだその兆候はありませんでした。


寛解】に向かって治療していくようですが、寛解とは数値を見て判断するんですか?と先生に尋ねてみたところ、

寛解とは、【腫れ】【痛み】【炎症(血液)】【自覚】を総合して評価するとのことでした。


私の今の状況から寛解に行くまでには、最低でも6ヶ月〜1年はかかると言われました。

流産後から子作りして半年、なかなかできなかったのはリウマチのせいなんだ、もしかしたらあと6ヶ月〜1年もできないかも知れない、

と思いつつも、早い時期にリウマチと診断されたことは良かったことでしかないという思いもあります。


リウマチは最初の6ヶ月が肝心だそうです。

私は初めて自覚症状があったのは9月。


早期発見といえども、3月で6ヶ月になります。

正直怖いです。


もしかしたら9月の発症前からリウマチはあったかも知れないね、とも言われました。

そうなると6ヶ月以上過ぎています。


早く薬が欲しいという気持ちは山々でしたが、副作用の検査をしないことには薬も処方できないとのことで、この日は薬を頂くことはできませんでした。


この日にもらったのも以前と同じセレコックスとロキソプロフェン。


ちなみに言っておくと、リウマチの薬の副作用がヤバイというわけではなく、市販の風邪薬でも凄い副作用を起こす人がいるように、そういう意味で検査をするのだそうです。


本来ならば2週間間隔で通院して欲しいと言われました。しかし、2週間毎に本島へ出ることは厳しいです。なので、島のドクターと連携をとることはできませんか?と聞いてみました。


すると、島のドクターがどれだけやってくれるかによりますが、1ヶ月に1回はここに通院してもらって、その間2週間目くらいには島で見てもらうような形でいきましょうか。

ということになりました。


そうしていただけることはとても有難いです。


また、今回行った血液検査の結果が1週間後に出るので、その時に来ていただければ薬を渡すことができると。


ですが、1週間後は旧正月にあたり、私の住んでいる島では100%旧正の島なので、島の行事が多いことでまた本島へ出ることが厳しかったので、

その翌週の2月22日(木)に予約を取ってもらいました。


ちなみにその日の血液検査では、整形外科で検査した時には正常であったCRP定量が0.16→0.32と高くなっていました。